学び・仕事
#おしゃれOLさんのスキルアップ

シングルマザーから代表取締役へ。若き女性経営者が明かした“働く上で大切にしていること”「社会の事象を自分ゴト化するように」

わたしたちの“きゅん”ビジネス 特別版

with7月号「きゅん♡からはじめるMYビジネス」拡大企画。ここでは本誌には入り切らなかった、“きゅん”を原動力に一歩踏み出した女性たちのお話を紹介します! 

【船団丸(GHIBLI)/坪内知佳さん】

今回は、船団丸(GHIBLI)代表取締役の坪内知佳さん。

全国6つの船団丸の運営の他、世界規模で環境を考えるきっかけ作りなどを進める坪内さん。人と海のために、広い視野を持って奮闘する坪内さんは、どんな“きゅん”がきっかけでビジネスをはじめ、何に悩み、何を目指しているのか。 

読者の中には、初めての後輩とのコミュニケーションに悩んでいる人、チームリーダーを任されて不安に思っている人も多いはず。坪内さんのリーダー論、必見です!
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「自分がもしその立場だったら、どうだろう……」常に当事者意識を持つようにしています

10年前、萩大島の漁師たちに、漁業の“六次産業化”の手伝いを頼まれた坪内さん。

事業が軌道に乗ってからは、全国6つの船団丸の運営の他、日本の大切なパールを守るために立ち上げた事業「Euripides」、僻地のスピーカーたちのリアルな声を聞くことができる「micro留学」の取り組みなど、活動の範囲を多岐に広げています。それぞれの事業を始めたきっかけはなんだったのでしょうか。

「まず最初に始めた船団丸の事業(漁業の六次産業化)については、結婚を機に移り住んだ山口県の萩で、シングルマザーとして生活していかなければならなかったときに、ちょうど代表を頼まれたんです。突然のことでしたが、漁師たちと交流を深めていくうちに、漁業がどんどん衰退している現状を知りました。

『この問題を解決したい』『漁師たちの笑顔を守りたい』『萩の美味しい魚を、未来の子どもたちにも食べさせたい』と思い、代表としてやっていく決意をしました。軌道に乗ってからは全国へと事業を広げ、現在6つの船団丸の直販業のお手伝いをしています」
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坪内さんが携わる鮮魚オーダーメイドの「粋粋BOX」。“六次産業化”とは、生産(一次)、加工(二次)、販売(三次)を一貫して行うモデルのこと。漁協を通さず、漁師が直販業を展開している。
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