TSUTAYAでいつも「貸し出し中」の人生を送りたい

ちょうどその頃学校の図書館で出会った、アレックス・シアラーさんの書いた『青空のむこう』という本も、気持ちを大きく揺さぶりました。
若くして死んでしまった少年が、自分のいない“生者の国”を見守るというお話。それを読んで、初めて「自分も死ぬんだ」と意識しました。
そんなことを考えているうちに、頭の中にある架空の光景が広がったんです。その世界では、なぜか天国にTSUTAYAがあって(笑)、そこにはそれぞれの人生が1本に集約されているDVDがたくさん並んでいます。
「福沢諭吉」など歴史上の有名人はもちろん、一般の人のDVDも。つまり、私が死んだら、そこに「田中綾華」というDVDが追加されるんです。
そこで、「田中綾華」というDVDは、いつも貸出中であってほしいな、と。そのためにも、人生一回きりだから自分らしく思いっきり泣いて笑って、人生を全うしようと思うようになりました。
そんなとき、たまたま母が友人からもらったというブラジリアンローズジャムの話をしていて、「食べられるバラがある」ということを聞いたんです。
最初は驚きました。でも同時に、「そもそも誰がバラを食べられないと決めつけたんだろう? だったらその固定概念を解き放ちたい!
そして、私の価値観を根本から変えてくれた食べられるバラを、自分の手で栽培してみたい!」と思ったんです。
若くして死んでしまった少年が、自分のいない“生者の国”を見守るというお話。それを読んで、初めて「自分も死ぬんだ」と意識しました。
そんなことを考えているうちに、頭の中にある架空の光景が広がったんです。その世界では、なぜか天国にTSUTAYAがあって(笑)、そこにはそれぞれの人生が1本に集約されているDVDがたくさん並んでいます。
「福沢諭吉」など歴史上の有名人はもちろん、一般の人のDVDも。つまり、私が死んだら、そこに「田中綾華」というDVDが追加されるんです。
そこで、「田中綾華」というDVDは、いつも貸出中であってほしいな、と。そのためにも、人生一回きりだから自分らしく思いっきり泣いて笑って、人生を全うしようと思うようになりました。
そんなとき、たまたま母が友人からもらったというブラジリアンローズジャムの話をしていて、「食べられるバラがある」ということを聞いたんです。
最初は驚きました。でも同時に、「そもそも誰がバラを食べられないと決めつけたんだろう? だったらその固定概念を解き放ちたい!
そして、私の価値観を根本から変えてくれた食べられるバラを、自分の手で栽培してみたい!」と思ったんです。