仕事・働き方
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24.Jan.2020

滝沢眞規子さん「固定観念にとらわれないで、今後もいろんな分野に飛び込んで行きたい」【「いつもの自分」から少し抜け出してもっと幸せになった先輩の話】

「いつもの自分」から少し抜け出してもっと幸せになった先輩の話

もともと大切にしていた仕事、立場、特技、あるいは価値観に軸足を置きながら、ちょっとだけ外の世界に踏み出してみる。それだけでも、人生は劇的に変わるもの。大人の女性として〝地に足のついた挑戦〞を選び、自分の可能性を広げてきた先輩たちの生き方に迫ります。

今回は、2019年11月に『VERY』の専属モデルを卒業、新しいステージへと向かう滝沢眞規子さんにお話を伺いました。
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ブラウス¥65000、パンツ参考商品/アディアム(アディアム東京ミッドタウン店) ピアス¥36000/ブランイリス(エストネーション 六本木ヒルズ店)

滝沢 眞規子さん

1978年生まれ。東京都出身。3児の母・専業主婦の時代に街中で『VERY』編集部に声を掛けられ31歳でモデルデビュー。〝タキマキ〞という愛称で同世代の女性からカリスマ的な人気を博す。2019年11月に約10年間務めた『VERY』の専属モデルを卒業、新しいステージへ。
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22歳で結婚して、与えられたことを一生懸命やってきて。でも、31歳から新しい人生が始まったのかもしれない。

もともと、旦那さんを支えながら3人の子どもを育てる〝専業主婦〟だった滝沢眞規子さんに、新しい肩書が加わったのは31歳のとき。たまたま街中でスカウトされたことに端を発して、雑誌『VERY』の専属モデルを任されることに。

「大学時代に結婚して就職をしなかった私にとって、何もかも未経験の世界に飛び込むのは勇気のいる決断でした。『新しいことを始めるには遅すぎるんじゃない?』とも思いましたし。それでも、人生は一度きりですから。主人も背中を押してくれていたので、チャレンジすることにしたんです」 

持ち前の美貌や明るい笑顔を存分に活かし、瞬く間に人気モデルとしての地位を確立。いつまでも輝き続ける新時代の〝ママ像〟を築いてきた。とはいえキャリアを通して順風満帆な日々を過ごしてきたわけではない。

「最初は実力のない自分に落ち込んでばかりで。家事や育児の合間を縫って走りに行ったり、人に迷惑をかけずにすむ努力の仕方を模索するのに何年もかかりました。でも、忙しい方が燃えてくるというか(笑)。全力で仕事をして、帰ってバババッと夕飯を作って、公私で〝できること〟が増えていくと、だんだん自分に自信がついてきて。そうやって頑張る姿を子どもに見せてあげられることも、大きなモチベーションになっていたと思います」

朝4時半に起きて4人分のお弁当を作ったり、基本的に15時には仕事を終えたりと、滝沢さんは仕事と家庭を両立するためのマイルールを守ってきた。専業主婦として築いてきた幸せを犠牲にしてまで、成功を追い求めるつもりはなかったのかもしれない。

「最初から、家庭に軸足を置きながら、片足で広げられる範囲で働いていくと決めていました。モデルとしての経験値が増えてくると、やっぱり欲が出てくる瞬間もあります。でも『いやいや、待てよ』と、軸足でグッと踏みとどまれる。そうやって、自分らしい幸せを守ってきた気がします。with読者世代の女性も、自分が一番大切にしたいことを定めておけば、新しい挑戦をする時に迷子にならずに済むかも(笑)。年齢や経験は気にせず、やりたいことに向かって踏み出して欲しいですね」

就職をせずに家庭に入った滝沢さんは、もともと〝普通〟から少しハミ出た人生を選ぶ意志の強さがあった。

「当時体調を崩していた彼を支えるためにたまたま結婚を選びましたが、家事や料理を懸命にやってきた自負はあります。Tシャツを綺麗に畳むために自分で板を作ってみたりして(笑)。やがて、たまたまモデルになってからも、〝たまたま〟を運命に変えられるように、自分にできることを探してきました。昔から、与えられたことをコツコツやるのは得意なのかもしれません」

人生100年時代。目の前に〝たまたま〟が訪れるのは1回じゃない。

「結婚した当初は、31歳から新しい人生が始まるなんて想像していませんでした(笑)。社会に出たことで、今は昔よりも視野が広がったと思います。『主婦だから』とか『モデルだから』とか、固定観念にとらわれないで、今後もいろんな分野に飛び込んで行きたいですね。例えば、大好きな料理に関する動画を発信してみたり……家庭に軸足を置いて、そこから派生することをやるスタンスは変わりません」

どんなに強く願っても、夢は必ず叶うわけじゃない。どんなに努力を重ねても、誰もが理想にたどり着けるとは限らない。それでも、信念を持って生きている女性は、何歳になっても、何度でも、シンデレラ・ストーリーの主人公になれる可能性を秘めている。

▼【「いつもの自分」から少し抜け出してもっと幸せになった先輩の話】

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撮影/田上浩一 スタイリスト/池田敬 メイク/早坂香須子(W) ヘア/MIKI SAYUHDA 取材・文/浅原聡 ※再構成 with online編集部 ※商品情報はwith2020年2月号発売時点のものです。
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