学び・仕事
好きを仕事につなげたひと

【田舎の“パギャル”が起業するまで】女性起業家・生駒幸恵「いかに会社を説得するかがカギ」一会社員として“好き”を仕事にする方法とは?【短期連載vol.2】

「初めて自分の仕事が世の中に出て、心の底から嬉しかった」

独立のきっかけとなったテレビ出演と多数のオファー

奇跡が起きたのは、28歳の時です。私のブログに、TBSの番組「マツコの知らない世界」への出演オファーのメッセージが突然届いたんです。でも、話を聞きに行ったら「あなたのほかにあと24人、出演者候補がいます」と言われて(笑)。当時、SNSにアップする写真の撮影に使っていた道具を片っ端から持って行ったりしながら何度かの面談を重ね、無事出演が決まりました。それまではずっと担当ブランドのスタッフやモデルを前に出していくことが私の仕事でしたが、初めて「こういう仕事をしているんですよ」と世の中に自らをアウトプットする機会をもらえて、すごく嬉しかったのを覚えています。

インスタグラムをはじめとしたSNSの運用もあっという間に重要視されるようになり、テレビ出演も相まって、他の企業からも私宛てに「SNSに困っていて……」という相談がたくさん来るようになりました。テレビ出演をきっかけに本を出すことも決まり、その時に初めて「自分の存在意義は、困っている企業のSNSを手伝い、それを活性化させて売り上げにつなげることを教えることなんだ」と感じたんです。そしてその後、その思いを叶えるべく独立を決意しました。

バロックジャパンリミテッドに勤めてちょうど10年が経った頃でした。自分がいつか独立するなんて、それまでは夢にも思っていませんでした。本当、人生って何が起こるかわからないですよね! でも、自分の「好きだ」という気持ちを疑わずに突き進んできたおかげだと思っています。それはたとえ一企業の社員であろうとも同じで、「どうすれば自分がやりたいことをできる環境をつくれるか」「いかに会社のためになるかを伝え、実行までのマップを描けるか」を常に考えて行動することが、「好き」を仕事にできるかどうかの分かれ道だと思います。

生駒幸恵

1986年生まれ。千葉県出身。株式会社バロックジャパンリミテッドに入社し、グラフィックデザイナーを経て、ブランドSNS及び通販部門運営を経験した後、WEBマーケティンググループを設立。社内全体のSNSチームの統率、運営を任せられる。ビジュアルスタッフの育成やSNSの改革に取り組み、店舗・通販売り上げ向上に貢献。2016年TBS「マツコの知らない世界」にゲスト出演し、2017年に著書『ステージを上げるSNS絶対6ルール』を出版。株式会社バロックジャパンリミテッド退職後、自身が代表を務める株式会社IFPARKMEDIAを設立。現在はTV出演や、アパレル、美容系など多くの企業へのSNSコンサルタントとして活動中。

IFPARKMEDIA

ただのSNS運用代行や広告代理店ではなく、経営の観点からSNSの大事さを伝え続け、社内にきちんとリソースを置けるように企業の根本の問題から解決することを手助けする。また、運用設計、運用支援、他の施策との連携、継続的な分析改善を通じ、SNS運用の課題となりやすい「効果」を実感できるよう、一貫した取り組みを進める。
取材・文/常松亜子
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